小麦農家さんと製粉業者さんとパン屋さんしかいないと仮定した経済を考えると・・・
小麦農家さんは300万円分の小麦を生産し、全額を製粉業者さんに販売する。
製粉業者さんは、その小麦を原材料として小麦粉を生産し、500万円でパン屋さんに販売する。パン屋さんは小麦粉を原材料としてパンを製造し、1000万円で消費者に販売したとする。
この場合のGDP(付加価値の総額)は、小麦農家さん300万円+製粉業者さん200万円(販売額500万円-中間投入額300万円)+パン屋さん500万円(販売額1000万円-中間投入額500万円)=1000万円
1000万円が国内総生産(GDP)になる。
ここで気づくのが、付加価値の総額は最終生産物の価値(消費者が買ったパンの価額)と等しくなるという事が分かる。